プレディカドール・ティントは、ベンハミンロメオがある意味「最も力を入れているワイン」と言っても過言ではありません。その理由として、プレディカドール・ティントはベンハミンのボデガ・コンタドールで最も生産量の多いワインです。そして、スペインの星付きレストランの全てにオンリストされているワインでもあり、全世界に沢山のファンがいるワインでもあります。 それゆえに、このワインの質を保ちつつ、よりレベルを上げることが、彼の他の(より高価なワイン)ワインの質を上げファンを作り、そして販売を促進し、ひいては彼の全体のワインの評価を押し上げることに繋がることを十分理解しているからです。
彼はそのために毎年、このプレディカドール・ティントのポテンシャルを上げることに、全身全霊を傾けるきました。 その畑を全て彼自身で回り、スペインで一番のブドウ畑にするべく、スタッフ総出で毎日手入れをしています。そしてそれらの優れた畑は、異なった地形の異なった地質のブドウ畑で、より複雑なミネラル・アロマなどを、ビオディナミにより葡萄に取り込むことができます。 その結果として、彼のワインは熟成が増すごとに、より複雑味を増して開花していくことになるのです。 2012年のベンディミア(収穫)は、リオハにとってはつらい年でした。夏から1滴も雨が降らずにいたからです。葡萄が乾燥に強いとは言っても、数ヶ月雨が降らないとさすがに葡萄の元気はなくなります。 今年のベンディミア前に、ベンハミンがどういった処置をするのか、非常に興味があった私(店主)は、サン・ビセンテ村に飛びました。 するとどうでしょう。ベンディミアを前にしたサンビセンテ村の、今か今かと収穫を待っているブドウ畑には、人が何処にもいなく閑散としているのです。
しかしその中にあって、ベンハミンのスタッフ達は、もくもくとプレベンディミアをやっていました。プレベンディミアとは、ベンディミア前に不要な葡萄を房ごと落として、 収穫するブドウに円熟味を増すためにやる剪定(せんてい)のことです。しかもブドウ畑の地面を見ると、干し葡萄になった葡萄の房があちこちに、、、。何度もプレベンディミアをやっているんですね。彼(ベンハミン)曰く、「今年は、僕がワインを作り始めてからもっとも厳しい年。だからこそ、今まで僕が何をやってきたかの真価が問われるんだ。」 彼は、自分のブドウ畑の「干ばつで出来が良くない畑の葡萄」をリオハの大きなワインメーカーに販売し、かわりに出来の良い畑を数ヶ月前から購入し、ベンディミアに間に合うように畑の手入れをして、プレベンディミアをして完璧な状態にもっていくと意気込んでいました。(後日談ですが、彼が売った葡萄は、買った側(大手ワインメーカー)が「大変良いブドウで良い買い物をした!」と喜んでいたそうです。) またこれはオフレコではありますが、、、、エブロ川の水をくみ上げ、自分の畑にまくなど(これはDOにはかからないがエブロ川管理委員会から罰金を申し渡されたそうです)、罰金と警告覚悟で、葡萄のことならあらゆることを試み、自分の畑、そしてワイン、そしてひいては全世界のベンハミンワイン・ファンのためにつくしていました。 リーズナブルでも本気ワイン!
気軽に飲んでもらいたいプレディカドール!
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