6. 収穫したブドウは45分以内にボデガに運び、選定、そして発酵樽へ

各畑から、45分以内にボデガ・コンタドールに運ばれたブドウは、すかさず茎を抜き取られ、選別されます。選別は、熟練されたスタッフにより注意深く行われます。

ベンハミンのボデガに行っていつも思うことは、とても綺麗だということです。作業工程も無駄がなく、ひとつの工程が終わるごとに床を洗浄して、次の工程に移ります。

ブドウの皮には※野生の酵母菌がついていて、その酵母菌がブドウの糖分を分解し、アルコール発酵されます。この野生の酵母菌を、正確に上手に働かせるためにも、ボデガの清潔さが要求されます。床の洗浄はベンハミンが自ら行うことが度々あります。

熟練のスタッフが慣れた手つきでブドウを選別していきます。この時点で、良質なブドウとそうでないブドウを分けることが、上質な葡萄ジュースを作ることに直結します。写真は、一番生産量の多いプレディカドール・ティント(10万本前後です)の葡萄ですが、大量に生産されるワインだからと言って、手を抜くことなく丁寧に行われます。


除梗(じょこう)された葡萄の粒を注意深くチェックをする親子 (ベンハミンロメオとアンドレスロメオ)

完璧主義者であり、完全主義者のベンハミンロメオは、ベンディミアから発酵までの全てを監督し、指揮しながら采配をふるっていきます。

 

彼女達は、毎年ベンディミアの時期に来てくれる熟練のスタッフです。ブドウを選別する目は厳しく、真剣そのもの。それもそのはず「スペインでナンバーワンのワイン」を作っているんだから。この仕事は誇り高く、働く喜びがあると言っていました。

有能な彼女達は、ベンハミンが「今年の発酵中のワインだよ。飲んでごらん!」と言っても、作業の手を止めることはありません。黙々と21時過ぎまで、一粒一粒、確認と選別をしていきながら、ブドウの選定作業を続けていきます。

もともと清潔な作業場ですが、トラック一台分のブドウ選定が終わるごとに洗浄していきます。これは実際珍しいことで、ワイナリーによっては、翌日に持ち越してしまうこともあるのだそうです。

青々とした葡萄畑から45分以内にボデガに運び込み、清潔で手入れの行き届いた環境で、理想的な状態の葡萄ジュースにして、発酵樽に入れていく。てきぱきと、葡萄を次から次へと裁かないと作業が終わらないという真剣勝負を、十数日間このメンバーで乗り切ります!まさに1年に1回の一大イベントなのです。

ベンハミンは、各ブドウ畑から45分以内にボデガ・コンタドールに運ぶよう、スタッフに指示をしています。その理由は、ブドウの鮮度を維持しながら、発酵樽に入れたいからに他なりません。ワインのために理想的なブドウを作り収穫しても、鮮度を守ることができなかったら、全て台無しになってしまいます。

ワインの醸造は足し算では無く、かけ算です。各工程をパーフェクトに行ってこそ、理想的な環境で発酵を迎えることができます。一つの工程でも手抜きをしてしまうと、全てが台無しです。(10×10×10×10=10,000になりますが、10×10×10×0=0(ゼロ!)です)

 


5. ブドウのベンディミア(収穫)は入念に丁寧に、そして敏速に>>> 7. ビオデナミに基づいた最上のブドウは天然酵母を活かす最上のフレンチオーク樽で発酵>>>

ビオデナミにこだわった「ベンハミンロメオのワイン」のご購入はこちら>>>


●グルメソムリエについて

商品についての情報
ソーセージ&ベーコンの楽しみ方
ご紹介頂きました
三ツ星レストラン御用達生ハム
スペイン最高峰ハモンセラーノ
生ハム・サラミについて
金賞受賞チーズ
高機能ハモネロ・アフィノックス