5. ブドウのベンディミア(収穫)は入念に丁寧に、そして敏速に

プレディカドール・ティント用の畑のベンディミア(収穫)が始まりました。ベンハミンの父親である『アンドレス・ロメオ』が、注意深くブドウを見て歩いています。今年(2011年)で80歳になる父のアンドレスは、葡萄栽培農家として生計を経て、ベンハミンが独立してからは、その葡萄栽培のノウハウで息子を助けてきました。

プレディカドール用のブドウは、1本の古木から2kgのブドウしか収穫されません。(ちなみに、ラクエバデルコンタドールは1本の木から1.5kg、ラビーニャアンドレスロメオは1kg、そしてコンタドールは、1本の木から0.5kgの葡萄しか収穫しません。このことは逆に、プレディカドール・ティント(ブランコも)に関しては、1本1本の葡萄の木のクオリティをあげなければならないことになります)

青々とした葉っぱと熟した葡萄。リオハの気候はワインを作る上で理想的ですが、今年は夏以前から雨が降らずに、ある意味、葡萄にとっても過酷すぎる年でした。それでも彼の畑は他の畑より手入れが行き届いていて、葡萄の状態はすこぶる良く、収穫まで※グリーンハーベストも数回行って、葡萄の質と凝縮度は理想的な状態です。

毎年決まった人たちが黙々と仕事をしていますが、「実はここまで来るには大変だったんだ。。。。」とベンハミン。なるほど一人一人が真剣になって、正確に、しかも敏速に葡萄を手摘みで収穫する様は、見ていても気持ちが良いほどです。

ベンディミアチームは、この日のノルマをこなすため、この後も次々とブドウ畑の収穫をこなしていきます。(このあと葡萄は車につまれ、どの畑も、収穫されてから45分以内にボデガコンタドールに運ばれ、熟成樽へと入れられます。)

丁寧に手摘みで収穫された葡萄は、傷がつかないように最新の注意を払い、15kg入りのコンテナに入れて運ばれます。ちなみに、これだけしっかりしたコンテナ(葡萄が重ならない)を使っているのは、リオハでは彼らだけとのことです。

ラ・ビーニャ・アンドレス・ロメオ用の葡萄が作られている畑の近くの土壌断面です。上面は小砂利と粘土質、その下が石灰質になっています。バクテリアに分解された養分と豊富なミネラル分を根が取り込み、実に旨みが凝縮されます。その葡萄の実を使ったワインは、熟成がすすむにつれ、テロワールの特性と複雑味を増す要因となっています。

 


4. 良いワインの基本は良いブドウ畑から、僕は人の何倍もブドウ畑の手入れをするんだ>>> 6. 収穫したブドウは45分以内にボデガに運び、選定、そして発酵樽へ>>>

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