1. スペインワインの中でも最良のテンプラニーリョやリオハのブドウ固有品種(7種)にこだわったブドウ畑

スペインワイン界トップの醸造家、ベンハミン・ロメオの「ボデガ・コンタドール」は、リオハ・アラベサ(Alavesa)地域の中でも、エブロ川上流に位置します。

リオハ・アラベサは、「テンプラニーリョの濃厚さ、タンニンの豊かさ」という性向をそのまま素直に引き出す栽培が特徴で、熟成の長い高級スペインワインの産地として知られるところですが、ベンハミンはこの地で、リオハの固有品種である7種のブドウを丁寧に栽培しています。

特にサン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラ村(San icente de la Sonsierra)は、水はけのよい石灰質粘土の土壌にも恵まれ、スペインワインの中でも最高のテンプラニーリョができる地区です。

この地は北部に立ちはだかる「カンタブリア山脈」が、北風・雨雲などを押しとどめる「防御壁」の役割を果たしていることから、スペインの北部に属するリオハで標高が500~600mあるにもかかわらず、比較的温暖な気候に恵まれ、ブドウ栽培には非常に適している地域です。



◆リオハは第二のボルドーと呼ばれているスペインワインの一大産地です

スペインは「ブドウの作付け面積が世界1位、生産量は世界第3位」のワイン大国です。中でもブドウの生産の盛んなリオハ地区は、名実ともにスペインでも有数のワイン生産地になっています。

リオハは スペイン北部のエフロ川流域に位置し、ラ・リオハ州、ナバーラ州、そしてバスク州(アラハ県のみ)にまたがっています。

1867年に始まった「フィロキセ 」というブドウの害虫被害がヨーロッパを襲った際、特に恩恵を受けたワイン産地の一つです。

ブドウの生産に適した土地であることはもちろんですが、フランスのボルドーから400km前後という地の利もあり、こぞってフランスの名門醸造家達が移り住んできました。

オークの小樽による熟成方法が根付いたのもこの恩恵があってこそです。こうしてリオハは「第二のボルドー」とも呼ばれる発展を遂げていくことになるのです。

 


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