◆近年のスペインワインのクオリティは凄い!
スペインはワインの生産量世界第三位、そしてブドウの作付面積は世界一のワイン大国です。ブドウ栽培に適した気候風土に恵まれ、土壌に恵まれ、そして葡萄に恵まれ、近年世界的にスペイン料理が有名になり、そしてスペイン食材が知れ渡り、それに合わせたように、スペインワインにも優れた醸造家が数多く出ているのが特徴です。
かの有名なロバートパーカー氏も、「数年後にはスペインワインが世界を圧巻するのは間違いないだろう」と語っています。いまスペインワインは世界的に注目されています。
◆高級スペインワインの生産地、リオハ・アラベサ
高級ワインの産地DOリオハは、19世紀からフランスのボルドーからの移住者が惜しみない醸造技術をつぎ込み、世界でもクオリティの高いワインの生産地として知られています。
ワインはボルドーに似て、ボディがしっかりしていてまろやか、適度な酸味があり、飽きがきません。そして近年になって、優れた醸造家からのテンプラニーリョから作り出されるエレガントなワインは、フランスワインに勝るとも劣らない完成度の高いものです。そして【リオハ・アラベサ】はリオハの中でも最高のテンプラニーリョなどのぶどうとワインが作られる高級ワイン生産地です。
◆リオハのベンハミン・ロメオは世界でも偉大な醸造家
リオハでも最高のテンプラニーリョのぶどうが生産される【リオハ・アラベサ】。この地で醸造家・ベンハミン・ロメオは2000年に、名門ボデガ・アルタディの醸造家をやめ、リオハのサン・ビセンテ・デ・ラ・ソンシエラ村にあるサンビセンテ城のクエバ(中世の熟成庫)でラクエバ・デル・コンタドールというワインを作り始めます。彼は自宅のガレージに発酵タンクを備え付け発酵したワインをサンビセンテ城のクエバまで運んで熟成をかけたのでした。彼は勤め人をやめ自分の理想とする完璧なワイン作りに没頭することになります。◆完璧主義者たるベンハミン・ロメオのワイン作りへの姿勢
彼はその後も、もくもくと葡萄畑の農作業に没頭し、アメリカからのロバートパーカーの誘いも断るほど、毎日の生活を、「優れたワインを作る為の葡萄畑と葡萄作り」に専念していくことになります。そして2008年、ついに念願のボデガ「ボデガ・コンタドール」を完成させます。新ボデガは完璧主義者とも言うべき彼のワインに対する取り組みを忠実に実現するボデガになっています。
サンビセンテ城のクエバを彷彿させる山と一体化したボデガは湿度と温度を1年中サンビセンテ城のクエバと同じくしています。更に熟成庫にはボデガの大きなベランダからハーブ類などの香りが漂ってワインの熟成に好影響を与えています。
◆更なるワインのクオリティを求めてブドウ畑を増やしながらもワインの生産量は減らす手法
そして新ボデガで生産性が上がった分だけ、葡萄畑を次々と買い足しています。平坦な畑は避けて、標高の高い山の中腹の畑や土壌がちがう畑など、2010年現在で60余りのブドウ畑があります。
「友達は何故?こんなに収穫に不自由な畑を買ったんだ?と聞くけど、これが僕のワインに奥行きを与えてくれるんだ!、みんながバカンスに行っているときも、僕は畑で音楽を聴きながら、好きな畑仕事を10数年しているよ♪」と。
彼は年々ブドウ畑を買い足しながら、ブドウの質を高めてワインの生産量は少なくするという生産方法をとって、彼のワインの質全体を高めることをしています。
◆ベンハミン・ロメオの優れたワインの特徴
スペインの古来種で、素晴らしいポテンシャルのある葡萄種テンプラニージョ (テンプラニーリョ)、ガルナッチャ。そしてリオハでは伝統的な白ワインの葡萄品種のビウラ、マルバシア、ガルナッチャ・ブランカ。
ベンハミンはこれらリオハの伝統的古来種の葡萄にこだわり、最高のポテンシャルを引き出すために、ブドウ畑、土壌、葡萄の木を常に完璧な状態にしています。そして日々毎日、ぶどう畑の手入れを欠かしたことのない彼の農場は年を追うごとに益々磨きがかかっています。そしてそれぞれのぶどうの最高のポテンシャルを発揮できる最新鋭のボデガで醸造されます。
彼のワインは、現地のバルでしか飲めないワインを入れて11種類(2011年現在)ありますが、その全てがそれぞれのレベルで素晴らしいパフォーマンスを持った個性的なワインで、一つとして同じようなワインはありません。白ワインはバランスに優れボディもしっかり、生魚にも肉にも良く合うワインです。赤ワインは最高のテンプラニーリョの味わいを引き出しフルボディで複雑味と奥行きのある飽きのこない味わいです。そして彼のワインはそれぞれの段階でのワインを完璧に楽しめるようなクオリティに醸造してあり、ベンハミンのワインを飲む人への思いやりを感じることができるのも彼のワインの特徴です。また彼のワインはスペインの全てのミシュラン星付きレストランでオンリストされています。
◆ベンハミン・ロメオのワインとの出合い
ブルゴス北部の三つ星レストラン御用達の生ハムメーカー・カサルバに度々訪れるたび、生ハムやサラミの試食といっしょにカサルバの社長フリオが「生ハムに良く合うよ」と言って出していたワインがありました。
カサルバの生ハム類と凄く良く合い、白ワインも今まで飲んだことのないようなワインで、バランスに優れていてボディもしっかり、しかもハモンイベリコ・ベジョータにも負けてないのです。そのことをフリオに伝えると「リオハのワインで最近特に凄いワインだよ」とのこと。 職業柄、ミシュランの星付きレストランのシェフと親交が深いフリオは大変な食通でも知られています。
カサルバを訪問する度に、生ハムやサラミ類などを中心としたランチ&試食会での素晴らしい食材の数々。。。オリーブオイル、シェリービネガー、フォアグラ、アスパラ、ボニート、カサルバの近所にある放し飼いの農家の卵、焼きたてのバケット、そしてカサルバの会社で栽培している自家製のピーマンやタマネギなどの野菜類。
一つ一つがシンプルだけど素晴らしい食材達との生ハムやサラミのマッチング、そしてベンハミン・ロメオの数種類のワインとの素晴らしく相性の良いマリアージュ。
これら抜群の相性からベンハミン・ロメオと直接取引したいと切に望むようになったのです。そのことをフリオに切り出し頼むと、割と素っ気なく「彼は取引しない だろう、、、」と一言。日本ではまだ当時、直で取引をするインポーターも無く、彼を知る人が少なかったベンハミン・ロメオ。その頃スペインではすでにワイン界のスーパースターだったのです。
◆時の人、ベンハミン・ロメオとの交渉
「彼は取引しないだろう、、、」と言われてから数年。突然フリオが、ベンハミン・ロメオを紹介するから一緒に行こうと言ったのです。 カサルバのフリオはベンハミン・ロメオとは十数年来の友人です。
とは言っても、ワイン界のスーパースターのところに行く!とは又とないマリアージュの機会、、、。カサルバのハモンイベリコベジョータを始めハモンセラーノ、チョリソーなど数々の生ハム類を持参しての訪問。
滅多に飲めるワインではない「ベンハミンのコンタドール、コクがありふくよかな果実味とエレガントな余韻の銘酒」、実はカサルバのハモンイベリコベジョータとのマリアージュは最高でした!
どれほど彼のワインと生ハムの相性が良いのか?!マリアージュのレベルの高さをベンハミンにみんなで伝えたのを覚えています。今思えば、この時からすでにベンハミンに取引の交渉が始まっていたのです。そしてこれがベンハミン詣での始まりでした。
そしてとうとう何度目かの訪問の前に、ベンハミン・ロメオが快諾をしてくれたのです。 我が社とベンハミン・ロメオのボデガ・ コンタドールとの付き合いは、2010年から始まることになりました。
スペインワイン好き、そして全てのワイン好きの方々に、今までよりリーズナブルな価格で、 ベンハミン・ロメオのワインを提供させていただくことが出来るのは何よりの喜びです。
◆ベンハミン・ロメオの直輸入直販
スペインのリオハの「ボデガ・コンタドール」からビルバオ港を経て横浜港までワインの輸送では定評のあるヒレ/ブランド社のリーファー便(定温輸送)にてボデガから日本の倉庫まで一定の温度でワインは輸入されます。(輸入元グルメミートワールド)
そして横浜の最新鋭のワイン専用の定温倉庫である帝蚕倉庫で1年中一定の温度で管理されます。
「ボデガ・コンタドール」で醸造されるベンハミン・ロメオのワインは、日本では株式会社グルメミートワールドがエクスクルーシブ輸入をし、直販をしております。
「今回のトリプル大災害に関して、信じられない思いとともに非 常に心を痛めています。そんな中、日本人の災害に対する取り組み方は素晴らしいと思いました。何か私にできることがあれば、なんなりと言って下さい。私の ワインをオークションにかけて義援金を募るなど日本側で考えていれば、喜んでワインを提供させて頂きます。」
2011/03/22ベンハミン・ロメオ