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ブドウ畑に使用する肥料・農薬は化学的なものは一切使わず、土に帰る「生物分解性の自然のもの」のみの素材や堆肥を使用しています。
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「ビオディナミ農法」を行っています。
ブドウの剪定や耕転のタイミングなどは、月の動きに従って実施。月齢カレンダーに従った作業を非常に大事にしており、気温や降水なども考慮して耕転しています。
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全てのブドウの発酵は、ブドウの周りに付いている天然酵母により発酵、フレンチオークのフードル樽で行っています。
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SO2(亜硫酸塩)は、醸造中は一切添加せず、ボトリング時に微量添加しているだけです。 (EUのオーガニック規定値内で添加しています。ちなみにその規定によると、亜硫酸塩の最大許容量は赤ワインで1リットル当たり100mg以内、白ワインとロゼワインには1リットル当たり150mg以内です。)
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発酵時に出る二酸化炭素を「天然の酸化防止剤」として利用しています。
ワインに衝撃を与えることを最小限にするために大切に扱い、ポンプは一切使用しない重力フロー設計を用い、その重力も最低限にしてあります。発酵後にフレンチオーク小樽で行う「二次発酵(マロラクティック発酵・MLF)」へのワインの輸送は、傾斜2%というチューブを通して、静かにゆっくりと移すほどです。これは発酵時に生成され、ワイン中に溶け込んだ二酸化炭素が、できるだけ飛ばないようにするためですが、この二酸化炭素が、後の1年半に及ぶ樽熟成中の「天然の酸化防止剤」の役割を果たしてくれるのです。
「自然派ワインにこだわっているのではなく、中身(ワイン)の味にこだわった結果、このような作り方になったんだ。全ての工程は、ブドウ・ワインへの愛情・情熱のため。人の手はできるだけ加えず、過度な抽出などは必要なく、そっと扱い、ブドウ自身が表現してくれることを大事にしているのさ」
ベンハミン・ロメオ
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