このお肉は上質のフィレ肉の切り落とし部分なので、家庭でカットして使うなら十分以上のクオリティだと思います。少し筋っぽい部分や脂身が付いたところもありましたが、まったく問題のないレベルです。今回は、少し大きめの角切りにしてオイルマリネした後、地中海風の串焼きを作ってみました。

牛フィレ肉の地中海風ブロシェット

1. 解凍した肉を3－4㎝位の角切りにし、塩、ガーリック、オレガノ、オリーブオイルでマリネして半日置く。

2. 肉を串に刺した後、グリルで焼く。中火で回転させながらさっと表面に焼き色を付けるように焼いた後、いったん火から下ろして5分ほど休ませ、中心まで熱が回るようにする。

3. その後、仕上げにカリッとするように焼き上げる。

4. 皿に季節のサラダとバスマティライスを盛りつけ、ライスの上に串焼きを置く。刻んだパセリを散らして仕上げる。

感想：

ひとつのお皿にライスとサラダ、お肉料理を盛り合わせたプレートスタイルはギリシャやトルコ料理のレストラン風で、個人的に大好きな食事のスタイルです。夏であれば茄子はパプリカなども一緒にグリルして添えたいところですが、今の時期は旬の春ニンジンのラぺサラダなどを添えることにしました。緑とオレンジの色合いも春らしくて華やかな一皿になりました。

パサつかないように予めオイルマリネして焼き上げたお肉は外側がカリッと、中はふっくらとジューシーに焼き上がり、香ばしい香りが食欲をそそります。ガーリックとオレガノのシンプルな味付けがお肉の味わいをしっかりと引き立てています。和牛のとろけるような柔らかさはありませんが、フィレ肉ならではのきめが細かい肉質と噛むほどにあふれる旨味、適度な噛み応えながらすぐにふわりとほぐれていく繊維の柔らかさなど、上質で満足感が高いとても美味しいお肉でした。

切り落としというだけで、こんなに良質のお肉がとてもリーズナブルに頂けるのですから、肉の日に発売されていたら入手しない手はありません。毎月のセール日の楽しみの一つです。