茹でタンで簡単冷やし鉢♪
暑すぎて、手のこんだ料理の気力も無く、買い物もしんどい…
冷凍庫の牛タン先で、簡単に冷やし鉢を作りました。
解凍したタンは洗って、4本一緒に下茹でします。ハーブと酒を入れた圧力鍋で、加圧35分。そのまま冷まして、粗熱がとれたら皮を剥くのですが、本当に簡単に、ペロンと剥けます。あまりに忠実に表面のザラザラが写し取られていて、怖いほど。
綺麗に剥けたタンのうち二本は、味噌、豆板醤、日本酒を混ぜたペーストで辛味噌漬けに。ラップにペーストを軽くのばしてタンを置き、茶巾絞りのようにラップを閉じてから、ラップごしにペーストをのばすと、手も汚れず均等に包むことができます。これは冷蔵庫で保存し、半日くらいから食べられますが、辛味噌でぴっちり包んでいるので保存性も高く、タン先丸ごとなので日にちが経ってもしょっぱくなりにくく、便利なオードブルです。
あとの二本は、醤油とごま油とともにビニール袋に入れ、空気をしっかり抜いて口を縛ったら、こちらも冷蔵庫へ。残ったタンの茹で汁は濾してから、醤油等で味をつけ、縦2つ切りにして皮目に包丁を入れたナスと、ほぐしたシメジを煮ます。柔らかく煮えたら粗熱をとって、冷蔵庫へ。
しっかり冷えたナスとシメジ、スライスした醤油味のタンを盛り合わせて、茗荷など好みの薬味を散らせば、暑いときにもすっと喉を通る、牛タンと野菜の冷やし鉢の完成です。
牛タンは、柔らかいけれど解れていない、ちょうど良い歯ごたえでした。野菜にはあっさりしたタンの出汁がしみています。好みで青唐辛子や七味を振って辛味を加えても爽やかです。
煮る時間は必要ですが、下ごしらえが簡単で、調理中も放ったらかしにできる、お手軽で涼しいメニューです。仕事帰りに、「今夜は冷やし牛タンがある!」と思うと、帰宅後は料理をせずに1品できるので、とても楽です。
冷やし鉢の醤油味には日本酒、辛味噌漬けにはビールもよく合います。