プレゼントで頂いたパルマ豚**.♪ ありがとうございます。
最初はサイトに書いてある半分に二等分する食べ方で頂きました。脂身の芳ばしく優しい香りもさることながら、お肉全体を通して、やや控えめで自己主張が強く無いながらも、しっかりとした良質な豚肉の奥ゆかしい、深い味わいが感じられます。
イベ・ビゴ豚と比べると何故か馴染み深いような朴訥とした風味がまた魅力的なお肉です。
他の方がレビューで「懐かしい味」という表現をされていまいしたが、その気持ち..よくわかります。
まさに正統派ポークといった感じのパルマ豚。見事な厚さ約2cm!つい袋状にして何か詰めたくなってしたったのは、私だけでしょうか。
”サクサク衣を開くと肉の中から詰め物とチーズがトロり”っていうのをイメージして[パルマ豚のカツレツ*茸とチーズのデュクセル包み]を作りました.お恥ずかしいレシピですが、一応記述します。
[材料]2人分
■パン粉(バケットをおろしたもの)
■パルマ豚 ロースステーキ 2枚(骨部分カット)
■詰め物(全て徴みじん切り)
●ニンニク 1/2片
●タマネギ 1/2個
●エノキ&シメジ タマネギと同量
●ミックスチーズ 適宜そのまま使用
■トマトソース ダイストマト缶使用
[レシピ]
[1]ニンニク、人参、茸類のみじん切りをオリーブオイルで炒め色が付いたら、トマト缶、月桂樹1枚を入れます.水をさしながらクツクツ煮込み、2,30
分程したらシノワで漉します。(漉し残った野菜は翌日のスパゲティに使います。)仕上げにソースは塩・胡椒で味を整えておきます。
[2]詰め物を作ります.鍋にバターを溶かして材料を入れて弱火で炒めます.材料を潰さないように焦げないように炒めて飴色に近づいたら冷ましておきます。カツをパクついた時に微かなこのつぶつぶ感が美味しいです。
[3]パン粉を作ります。硬*バケットをフードプロセッサーやミキサーで均一に細かくします.もし大きさにバラつきがあれば、砕いた後、パンチボール(ざる)でふるいます。
[4]肉を袋状に切ります。右利きなので、脂身を右にして包丁を入れていきます。切込みの深さが2/3を過ぎた辺で、左手小指をまな板に、左手薬指と中指で肉の側面を押さえて、包丁の刃が肉を突き破らないように指で感知しながら、刃が間近にくるぎりぎりまでしっかり切り込みを入れます。刃の薄い”筋引き包丁”なんかやりやすいです。
[5]開いた肉に詰め物とミックスチーズをティースプーンと指で適量入れていき、肉を閉じて爪楊枝で4カ所止めます.
[6]薄力粉と溶き卵、パン粉をつけた肉をフライパンでたっぷりめのオイルでカツレツに仕上げます。
[7]温めたお皿に熱々トマトソースをしいて、付け合わせ野菜をおきます。
[8]よく脂を切ったカツレツをバスンバスンとカットして盛りつけます.
出来上がったサクサクトロリのカツレツは、自分が作ったものらしからぬ、優等生的なお味でした。それは、たぶんこのお肉のもつ淡白でありながら、堂々としたポークらしい美味しさかつ懐の深さによるものかも知れません。老舗の洋食屋さんで味わうような妙にノスタルジックな気分に浸りました。ごはんにもパンにも合い、とても美味しかったです。
お肉は少しだけサシのような感じで赤身の中にも脂が行き渡っていました。袋状に開いていく際、ゆっくりゆっくり障害物にメスを入れて切り開いていく感じです。ちょっと手強かったです。その分どの部分を頬張っても比較的均一にジュワリとパルマ豚の旨味が感じられ、ほのかな茸とタマネギの甘さが口の中に広がっていきます。 |